
ファッションを“文化”として再定義する、実験的コミュニティスペースに
LES SIX(レシス)が、ブランド初の試みとなる会員制サロン形式の店舗を東京・渋谷にオープンする。
同スペースはデザイナー・川西遼平がアトリエとして使用していた空間を改装し、クリエーターや顧客、業界関係者が交わるコミュニティスペースとして運営される。
"デジタルのコミュニケーションが多様化され、イメージや商品としてのみ消費されていく現代のファッションに対する小さな反抗"をコンセプトに掲げると同時に、空間そのものを通して、服を介した対話や体験の価値を取り戻すことを目指す。


内装は職人と共に制作した神代杉のラックをはじめ、鍛冶屋と共同制作した手打ちのハンガーや鉄筋の物干し竿、西洋・東洋のデザイナーが蒐集したアンティークや古道具などで構成。
またオープンを記念し、15着の一点物アイテムに加え、2017年のブランド設立当初に展開していた最上級ラインの展示・販売を行う。さらに今後はアーカイブ作品の企画展やコラボレーションによる限定アイテムなども展開予定だ。
川西遼平は本プロジェクトについて、次のようにコメントしている。
「かつてサロンは、文学・芸術・政治・思想・科学・風俗などが交差する社交の場として存在していました。文化という言葉の意味自体が変容していく現代において、仲間たちとファッションを改めて“文化”として捉え直す場所をつくりたかった」
ファッションを媒介に、人と人がゆるやかにつながるための実験的な場として、LES SIXの新たな拠点に注目したい。
LES SIX | SALON
住所:非公開
営業時間:13:00~21:00(月曜日、木曜日~日曜日)
※火曜日、水曜日はアポイント制のみ。

























