MUST-SEE NOW | 『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』@国立新美術館
2026.03.20

YBAを軸に、英国カルチャーの転換点を読み解く

HONEYEE.COMが、今見ておきたいアート・デザイン展を毎週金曜日に紹介。この「MUST-SEE NOW」を参考に、今週末の“To Doリスト”に加えてみては?

東京・六本木の「国立新美術館」で、『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』が、2026年2月11日(水・祝)〜5月11日(月)まで開催中だ。

90年代の英国アートシーンを包括的に紹介する大規模な本展は、イギリス・ロンドンの「テート美術館」のコレクションを中心に構成。約60名のアーティストによる約100点の作品が展示され、1990年代という時代に生まれた創造的エネルギーが、いかにして世界のアートシーンに影響を与えたのかを多角的に紐解く。

会場には、ダミアン・ハーストやトレイシー・エミン、ヴォルフガング・ティルマンス、スティーヴ・マックイーン、ジュリアン・オピー、ルベイナ・ヒミドといった、いわゆるYBA(ヤング・ブリティッシュ・アーティスト)を代表する作家たちの作品が集結。絵画や彫刻、写真、映像、インスタレーションなど、多様な表現を通じて当時の実験精神が浮かび上がる。

1988年にロンドンで開催された展覧会『フリーズ』を起点に広がったYBAのムーブメントは、既存の価値観を更新しながら、自ら発表の場を切り拓いた点でも画期的だったことで知られる。本展ではその背景にある社会状況やカルチャーの変化にも目を向け、アートだけでなく音楽やファッションと交差する90年代英国の“熱狂”を体感できる内容となっている。

時代を更新したクリエイティブの源流に触れる貴重な機会となりそうだ。

<Information>
『テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート』
会期:2026年2月11日(水・祝)〜5月11日(月)
会場: 国立新美術館 東京都港区六本木7-22-2